三都の部屋:
シンシナティ、コロンバス、デイトン
川の街、州都、飛行の街。オハイオの三つの都市は、互いに似ていない。だからこそ、一つの州の中にある多声的なアメリカが見えてくる。
オハイオは、一つの都市では説明できない。
この展示室では、Ohio.co.jp の画像群から、シンシナティ、コロンバス、デイトンを描いた作品を集めた。シンシナティには川と丘と自由の記憶がある。コロンバスには州議事堂、大学、アート、成長する中西部の現在がある。デイトンにはライト兄弟、作業台、格納庫、空への夢がある。
三都市を一つのページにまとめる理由は、ページを軽くするためだけではない。オハイオの都市性をまとめて読むためである。川沿いの古い都市、州都として膨らむ都市、発明を記憶する都市。この三つを並べると、オハイオが単なる通過点ではなく、複数の物語を持つ州だとわかる。
第一章 シンシナティ、川と丘の記憶
Ohio River、橋、丘、Freedom Center、Findlay Market。シンシナティは、南への入口であり、自由への境界でもあった。
三都市は、オハイオの三つの入口である。
シンシナティは川から入る。コロンバスは州の中心から入る。デイトンは空への発明から入る。どれか一つだけを選ぶと、オハイオの輪郭は平らになる。三つを並べることで、州の奥行きが見えてくる。
川は歴史を運び、州都は現在を動かし、飛行の記憶は未来へ向かう。この三つの都市をめぐる旅は、単なる都市観光ではなく、オハイオがどのように働き、学び、移動し、夢を見てきたかを読む旅である。
第二章 コロンバス、州都と新しい中西部
Statehouse、Capitol Square、Short North、German Village、Franklinton。コロンバスは、古い州都でありながら、新しく動き続ける街である。
第三章 デイトン、飛行の街
Wright Cycle Shop、Air Force Museum、Carillon、格納庫、作業台。デイトンでは、空への夢が手元の仕事から始まる。
発明州と働くハートランドへ
ライト兄弟、科学、工業、仕事の手。オハイオの発明精神をさらに深く見る。
ギャラリー入口へ戻る
オハイオ全体を一つの木版画美術館として歩く。