エリー湖と
ホッキング・ヒルズ
ひとつは、水平線へ開く淡水の海。もうひとつは、石と森の奥へ沈む谷。オハイオの自然は、広がる水と、深まる石の二つの呼吸でできている。
湖は横に広がり、谷は縦に深くなる。
この展示室では、Ohio.co.jp の画像群から、エリー湖とホッキング・ヒルズを描いた作品を集めた。Marblehead Lighthouse、島、湖畔の食卓、夏の光、そして Old Man's Cave、石の階段、滝、森のキャビン。どちらも自然でありながら、旅人に与える感覚はまったく違う。
エリー湖では、視線は遠くへ抜ける。水面、灯台、島、夕焼け、北の光。ホッキング・ヒルズでは、視線は下へ、奥へ、岩の影へ向かう。滝の音、湿った階段、砂岩の壁、森の静けさ。この二つを同じ部屋に置くことで、オハイオの自然の幅が見えてくる。
第一章 エリー湖、淡水の水平線
灯台、島、湖面、夕陽。エリー湖は、オハイオを北へ開く大きな窓である。
第二章 島、遊び、湖畔の食卓
Put-in-Bay、Kelleys Island、Cedar Point、湖畔の魚料理。エリー湖の旅は、光と水と遊びの記憶でできている。
水の自然と、石の自然。
エリー湖とホッキング・ヒルズは、同じ「自然」という言葉ではまとめきれない。湖は外へ向かわせる。視線を遠くへ投げ、島や灯台や空を見せる。ホッキング・ヒルズは内側へ向かわせる。谷へ降り、岩の影へ入り、水の音を近くで聞かせる。
この二つを合わせて歩くと、オハイオの自然は単調ではないことがわかる。広い場所と深い場所。風の場所と湿度の場所。明るい水辺と、静かな石の回廊。その対比こそ、この州の自然旅を豊かにしている。
第三章 ホッキング・ヒルズ、石と森の沈黙
Old Man's Cave、石の階段、滝、砂岩の壁。ホッキング・ヒルズでは、旅人の足音も小さくなる。
第四章 森に泊まり、森で食べる
ホッキング・ヒルズの旅は、歩くだけで終わらない。キャビンの灯り、食卓、夜の森が、旅を完成させる。
ホッキング・ヒルズ特集を読む
石と森の沈黙を、長編記事として深く読む。
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オハイオ全体を一つの木版画美術館として歩く。